シニア犬のためのフリーペーパー、「ぐらんわん」の最新号が届きました!
長生きわんこと暮らすための、ちょっとしたヒントが詰まっています。
当院待合にて配布していますので、お散歩途中にお気軽にお立ち寄り下さい。
学会参加報告。
犬のおまわりさん
犬のおまわりさん活動、ご存知でしょうか??
わんちゃんとの日々のお散歩を、地域の子供たちの安全につなげるための活動で、NPO法人日本社会福祉愛犬協会が行っているものです。
といっても面倒な決まりごとがあるわけでなはなく、いつも通りのわんちゃんとのお散歩の際に、わんちゃんに目印のバンダナを巻いてあげるだけ。
ただ歩いているのではなく、「ここにも人の目がありますよ、しっかり見てますよ!」とアピールすることが、地域の子供たちの安全につながります。
いつもの散歩コースが通学路じゃなくてもOK!
散歩の時間帯が登下校の時間帯とずれていてもOK!
もちろん、散歩は時々しか行かない子でもOKです!
難しいことは考えず、バンダナさえ手に入れて頂ければ、その日からいつもの散歩が地域パトロールに変わります。
参考までに・・・
こんなに弱そうなイコロでも、しっかりパトロールできます。
心なしか、若干凛々しく見えなくもありません。。。多分。
特に当院の周りは小さいお子さんがたくさんいますので、地域の安全は重要事項です。
地域パトロールにご協力頂けるわんちゃんには、当院からもささやかな感謝のしるしとして、混合ワクチンおよびフィラリア予防を10%offとさせて頂きます!!
(ご来院時に指定のバンダナ着用が条件です。狂犬病予防には割引は適用されませんの、ご了承下さい)
指定のバンダナ(¥300)は当院でも代行販売していますので、興味を持たれた方はぜひお声掛け下さい。
活動についての詳細は「NPO法人日本社会福祉愛犬協会」のHPをご覧下さい。
皆様のご賛同、ご参加をお待ちしています!!
ペットと快適に暮らす家
「ペットと快適に暮らす家」というコンセプトで、当院もプランニングにご協力させて頂いたecoaハウスさんのモデルハウスが完成しました!
広告にも院長の写真を載せて頂いて、ちょっとこっぱずかしいですが・・・(笑)
アドバイスと称してかなり好き勝手にお話しさせて頂いたのですが、実際のお家を拝見すると、それはそれはしっかりと形になっています。
ダークグレーのお洒落な外観。
ちなみにお隣もecoaハウスさんのモデルハウスです。
そして注目のペットスペース!
・リビングからウッドデッキ、ドッグラン、そのまま外へと繋がる動線。
・ドッグスペースは水も流せるタイル張り。
・お湯も使える外シャワー。お散歩後の足洗いはもちろん、夏はシャンプーも可能。
・散歩の前後に便利なリードフック。
などなど、ペットと快適に暮らしていくための工夫が随所に見られます。
全国工務店グランプリでも北海道地区第1位に輝く会社なので、建物自体が断熱性に優れていて、非常にしっかりとした作りです。
その快適性は当院でも実証済み!
モデルハウスの詳細はこちらでもご覧頂けます→http://www.jinde.co.jp/article/p0428.htm
大事な家族の一員として、ペットにとっても快適なマイホーム。
もしご検討中の方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひお勧めです!!
外猫を保護したら。
これまで外で暮らしていた猫を迎え入れるにあたっては、ペットショップ生まれの猫とは少しだけ異なる配慮が必要になります。まず大前提として、これまでの病歴やどんな暮らしをしていたのかが不明な場合がほとんどです。感染症はないか?栄養状態は?予防は必要?などなど、お家に迎えるにあたっていくつかチェックポイントがあります。
まずは基本的な身体検査。
- 食欲・元気がある
これは基本中の基本。
- 顔がきれい
目ヤニ、鼻水で顔周りが汚れている場合は、FVR(猫ウイルス性鼻気管炎:いわゆる猫風邪)が疑われ、治療が必要です。
- 毛艶がよく、痒がったりもしていない
特に顔周りなどの皮膚がかさぶたのようにガサガサになっている場合は疥癬を疑います。また、耳垢が異常に多い場合は耳ダニの可能性があります。どちらも駆虫薬を用いて治療します。
- ころころした便が出ている
下痢、軟便の場合は原因を調べます。通常、猫の便は跡が残らずに拾える程度の固さです。
- 痩せ過ぎず、太り過ぎず
単純にごはんが足りていなかったり、またどこかのお家で美味しいものをもらい過ぎていたりということがほとんどですが、中には病気で痩せたり、お腹が膨らむこともあります。
外からわかる範囲の身体検査を終えたら、最低限以下の検査を行いましょう。
- 検便(寄生虫検査)
小指の先ほどの便で検査可能です。腸の中に住み着いている寄生虫を確認するために行いますが、一度の検便だけでは虫を発見できないこともあります。もし寄生虫が確認できない場合であっても、念のために一度は駆虫薬を与えておくとより安心です。
- ウイルス検査(猫エイズ・猫白血病)
少量の血液を使って検査を行います。仮に感染している場合でも、猫エイズで感染後約2ヶ月、猫白血病で約1か月経たないと、検査結果に反映されません。正確な結果を得るためには、自宅に迎えて概ね2ヶ月後の検査がお勧めです。
そして最後に、これから健康で長く暮らしていくための予防を行います。
・予防注射に関しては、4ヶ月未満の仔猫は2回、それ以上の猫は1回のワクチン接種が必要です。通常は室内猫用の3種混合ワクチンで十分です。
- 避妊・去勢手術は将来的な病気の予防だけでなく、外出したいというストレスを軽減するために有効と考えられています。
参考までに、当院の推奨スケジュールは以下の通りです。
健康診断・検便
ワクチン接種 1回目
↓ 4週間
(ワクチン接種 2回目)※仔猫のみ
↓ 4週間
避妊・去勢手術 併せてウイルス検査
ここまで終えると、晴れて新しい家族として迎える準備は万端です。
出会いのかたちは様々ですが、縁あって結ばれた猫ちゃんとの暮らしを楽しんで下さい!
犬のエキノコックス予防
道民なら一度は耳にしたことがある寄生虫、エキノコックス。
「キツネに触ると危ないらしいよ」とか、「川の水を飲んだら感染するんでしょ」など、色々とご存知の方も多いはず。
実はこの病気、愛犬家にとっては、極めて重要な病気なんです。
キツネとの関連ばかりが取り上げられがちなエキノコックスですが、キツネと同様に犬も重要な感染源になります。
ちょっとキツネっぽい柴犬はもちろん、キツネとは似ても似つかないシーズーやパグまで全ての犬が、エキノコックスに感染する可能性があります。
いま愛犬の顔を思い浮かべて心配したあなた、ご安心下さい。
万が一あなたのわんちゃんがエキノコックスに感染しても、基本的に何の症状もありません。
よほどの大量寄生の場合でも、軽い下痢をする程度ですし、数ヶ月でエキノコックスは勝手に寿命を迎えていなくなります。
問題はその間、あなたの愛犬は1日最大500万個もの虫卵をうんちと一緒に排出してしまうということです。
卵の大きさは約35ミクロン(0.035mm)、もちろん肉眼では発見できません。
そしてこの虫卵があなたや家族の口に入ってしまうと、腸から血管やリンパ管に侵入して、多くの場合は肝臓に寄生します。
肝臓に入ったエキノコックスはゆっくりと増殖して、約10年かけてあなたの肝臓をぼろぼろにしてしまいます。
残念ながら人がエキノコックスに感染すると、有効な治療薬は存在せず、エキノコックスごと肝臓を切除することがほぼ唯一の治療法です。
実際の調査では、北海道内の飼育犬の0.5%が、外飼いの犬に限れば1%がエキノコックス虫卵を排出していたというデータがあり、道内では毎年20人程度の新規患者が報告されています。
身近なところでは、2006年に千歳市で飼育されている室内犬からエキノコックスが検出された例があり、千歳恵庭エリアも油断はできません。
当院のそばでも時々キツネが歩いてたりするので、当然といえば当然ですが・・・。
ではどんな点に注意すればいいかというと、とにかくネズミを補食させないことに尽きます。
エキノコックスの幼虫はネズミの肝臓に寄生しているので、生きたネズミの補食はもちろん、ネズミの死骸を拾い食いしても感染のリスクはあります。
また、エキノコックスが犬に感染してから、糞便中に虫卵を排出するようになるまでには約1ヶ月(正確には28日)かかるので、1ヶ月おきに駆虫薬を与えることで人への感染をブロックできます。
最近ではフィラリア予防と併せてエキノコックスの駆除もできる予防薬が発売になり、当院でも今年からお取り扱いを開始しています。
特にドッグランや山歩きが好きな子や、散歩中の拾い食いが気になる子、ご自宅周辺でキツネやネズミを見かける頻度が高い場合には、ぜひ予防薬の切り替えをご検討下さい。
エキノコックス予防は、犬のためではなく、あなたと家族のための予防です!!
祝!2周年!!
歯の健康週間キャンペーン♪
6月4日は虫歯の日!ということで、今年も歯の健康週間キャンペーンを実施します!!
期間は6/3〜6/8、今年の特典は次の2点です。
☆期間中ご来院の犬と猫には、歯磨きおやつのサンプルをプレゼント!
☆デンタルジェル、プロデンデンタルケア、グリニーズなどのデンタル関連商品が全品20%OFF!
3歳以上の犬の80%は歯周病というデータもあるくらい、ペットにとって歯の問題は身近なもの。
この機会に、ペットのお口の健康を見直してみましょう。
特に症状がなくても、歯の検診だけでもお気軽にご来院下さい!
パピークラス開催しました!
久しぶりに開催!先日のパピークラスの様子です♪
今回の参加は、セイラちゃん、イーブイくん、マシューくん、ルークスくんの4頭。
人が好きすぎて大ハッスルの子もいれば、飼い主さんの後ろで固まってしまう子もいたり、同じような月齢の仔犬たちでも性格は本当にまちまちです。
大切なのは、あくまでその子のペースに合わせて色々な経験をさせていくこと。
決して他の仔犬と比べて一喜一憂する必要はありません。
慣れるのに10分かかる子もいれば、1時間かかる子もいますが、それでいいんです!
はじめは緊張していた子も、1時間が過ぎたあたりから徐々にリラックス♪
みんな仲良くなれた後は、飼い主さんの膝の上でリラックスする練習です。
オンとオフを上手に切り替えられることも、今後の暮らしにとても需要なポイント。
短い時間でしたが、皆さん愛犬のいつもとちょっと違う一面を発見できたようです。
これからの長い長い共同生活が、より穏やかで楽しいものになればいいですね♪
今年も水飲み場オープンです!
病院の花壇に植えてあるラベンダーもすっかり満開で、いよいよ北海道にも本格的な夏が到来です。
当院では今年も入り口横に水飲み場を設置しました 😀
熱中症対策には、なにより水分補給が最重要!
消毒済みの器も用意してああるので、通院時だけでなくお散歩途中にお気軽にご利用下さい。
熱中症対策については、過去のブログもご参照下さい。